FLOATGEN(フロージェン)実証プロジェクト
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2018年運転開始
IDEOL初の浮体
Floatgenは欧州内7つの企業・大学等で構成するコンソーシアムによって建設された、2MWの浮体式風力発電の視察記です。これは、Le Croisicの沖にあるEcole Centrale de Nantes(SEM-REV)のオフショア実験サイトに設置されています。このプロジェクトはFP7プログラムの一環として欧州連合(EU)が支援をしています。 Floatgenはフランス初の洋上風力発電です。 5000人の住民に電力が供給されています。
すべてのレベルにわたる革新
- BW IDEOLの特許取得済みDamping Pool®浮体基礎(36m x 36m x 7.5m)は、洋上風力発電用に設計された世界で初めての浮体式バージです。
- フランス大手ゼネコンのBouygues Travaux Publicsによって開発された革新的なコンクリート工法
- Centrale NantesやSEM-REVが運営をしている国際オフショア施設で、ヨーロッパ初の系統に接続されたの複数の海洋エネルギーテクノロジーサイト
- このサイズでは世界初となるパーマネントの合成繊維(ナイロン)6本からなる係留システム
最高レベルの地元調達率と地元雇用を実現
部材を海外から輸入するようなスチール製浮体と比較した場合、BW IDEOLの浮体はコンクリートを使用したことにより、浮体の建設を設置場所に近接して行なうことができます。したがって、Saint-Nazaire港での建設は最適で当然な解決策であり、多くの地元調達と雇用をもたらしました。さらに、係留システムはブルターニュ地方にあるLeBéon Manufacturingによって製造されました。他のすべてのコンポーネントやロジスティクス活動の大部分において、FloatgenのパートナーはSaint-Nazaire近郊のサプライヤーを選択しています。
Saint-Nazaireでの浮体製造にあたり、70人が直接雇用され、20Mユーロがフランス企業に発注され、Tier 1サプライヤーの80%がフランス企業でした。
BW IDEOLのスコープ
BW IDEOLはプロジェクトコーディネーターとして、Le Croisic沖の2MWの洋上風力発電実証機の浮体設計とエンジニアリングだけでなく、建設、設置、運転、保守を担当しています。
スケジュール:
- サン・ナゼール港での建設:2016-2017
- 完成式典:2017年10月13日
- 試運転:2018年中頃
見通し:
BW IDEOLの最初の浮体式洋上風力発電実証機として、将来的な展開のためのショーケースとしての役割に加え、特に建設方法、設置、オペレーションに関して、コンソーシアムのパートナーにこれ以上ない経験を提供し、今後も提供し続ける予定です。
更に詳しいプロジェクト情報は、専用ウェブサイトをご覧ください。
- 容量 : 2 MW(Vestas V80)
- 設置場所: Le Croisic(フランス)のSEM-REVテストサイト
- 水深: 33メートル
Floatgenは商業スケールの浮体式洋上風力発電への出発点です